ごあいさつ ― 2021-07-09
3aaa(スリー・エー)のブログをご覧頂き、ありがとうございます。
昨今、気候変動の影響によると思われる病害虫の発生頻度、被害の拡大が深刻さを増しています。
この状況は、営農者のみなさまの高齢化も相まって、もとより重労働であった防除作業をますます困難なものにしています。
昨今、気候変動の影響によると思われる病害虫の発生頻度、被害の拡大が深刻さを増しています。
この状況は、営農者のみなさまの高齢化も相まって、もとより重労働であった防除作業をますます困難なものにしています。
そういった状況の解決策の一つのご提案として、福岡県岡垣町、熊本県甲佐町を拠点にドローンを用いた防除作業代行を行なっています。

3aaaは、ただ薬剤を散布したいわけではありません。
何より、環境負荷を低減しつつできるだけ少ない防除回数で収穫を迎えられるよう、薬剤の選択や適時防除のために公的機関の発表する情報を活用、さらには施主様のご経験やお知恵も拝借しつつ目的を果たせるように努めています。
その上で、過酷な防除作業からの解放によって生まれた時間を、他の付加価値向上にお使いいただけるのであればこれ以上のことはありません。
無人航空機(ドローン)を使った防除には、様々なルール、規制があります。3aaaでは防除作業を安心してお任せいただけるよう、航空法や農薬取締法などの関係法令の遵守を徹底し、安全と技術の向上を図っています。

このブログでは、防除作業にまつわるトピックスを発信していきますので何かのお役に立てれば幸です。
ウンカ、カメムシ用薬剤が品薄 ― 2021-07-10
九州では、昨年もトビイロウンカが飛来しあちこちで坪枯れを発生させました。今年は、福岡県では例年より早い5月10日〜18日にかけて予察灯で飛来(全国初?)が確認され、その後もセジロウンカも含めて、度々飛来が確認されていますので、充分な警戒が必要な状況です。
薬剤取引先からの情報によると、本年度のウンカ類適用薬剤がすでに品薄状態になっているとのこと。
昨年の被害状況や、東への広がりが背景としてあるのかもしれませんね。
特に無人航空機対応の次の薬剤については、メーカー在庫も僅かとなっており、欠品になると今シーズンの販売は終了し、流通在庫のみとなります。
*エクシードフロアブル
*キラップフロアブル
*キラップジョーカーフロアブル(昨年は結構在庫ありましたが。。。。)

ネットショップでも「在庫切れ」や「要問合せ」が散見されますので、まとまった量が必要な場合は早めの手配が必要です。
九州北部が梅雨明けしました! ― 2021-07-14
7月13日、気象庁より、九州北部(山口県含む)の梅雨が明けたと見られるとの発表がありました。
平年より6日早く、昨年より18日早い梅雨明けだそうです。
これで九州・山口の梅雨が明け、本格的な夏到来!!
そしていよいよ害虫の活動が活発になる時期になります。
平年より6日早く、昨年より18日早い梅雨明けだそうです。
これで九州・山口の梅雨が明け、本格的な夏到来!!
そしていよいよ害虫の活動が活発になる時期になります。

水稲の害虫(出典:みんなの農業広場 https://www.jeinou.com)
長崎県では、「令和3年度病害虫発生予察 注意報第2号」が
7月1日付で発表されています。
早期水稲に対するトビイロウンカが例年より多く観察されていることによるもので、対象地域は県下全域です。
福岡県では、5月14日、6月8日、23日の飛来に基づくトビイロウンカ発生予想パターンが6月30日付で公表されています。
予察灯による誘殺数によると、糸島市、大木町、遠賀町が多く、特に遠賀町ではセジロウンカも観察されています。
コブノメイガについては、誘殺灯での確認はないものの6月8日、23日の飛来に基づく発生予想パターンが公表されています。
熊本県では、注意報などは発令されていませんが、合志市の観察所にて7月第2周末ごろから多数のセジロウンカが、また、7月10日にはトビイロウンカの初誘殺が確認されています。
まずは、害虫の消長を確認しつつ、必要に応じて適時防除を計画しましょう。
*このブログは、公的機関発表の情報をまとめていますが、ご利用にあたっては、お住まいの地域の指導機関、公的機関等にかならずご自身で相談、確認を行ってください。
LINE公式アカウント始めました ― 2021-07-18
LINE公式アカウント【ドローン防除 3aaa】の運用を始めました。
お問い合せへの対応や、散布のご予約など、メールやブログのコメント欄からでも可能ですが、どうしてもタイムラグが出てしまいます。
その点、LINE公式アカウントですとPCやメールと違いスマホで使い慣れたLINEでのやりとりですのでよりスマートですし、込み入った内容や、直接お話ししたほうが良いときは、無料のLINEコールが使えます!!
ご相談、お打合せ、ご予約等は、ぜひお友達登録していただき、LINE公式アカウントをメインにご利用いただければと思います。
ブログは、引き続きお役立ち情報を発信していきますが、活動エリア各県の防除所から警報や注意報が発令された際は、LINE公式から速報コメントを投稿し、詳細はブログでご確認いただく流れが作れればと思います。
もちろん、ブログ記事をアップした際もLINE公式アカウントから連絡を差し上げます。
お友達登録は以下QRコードか、スマホでご覧の場合は、上記ロゴまたは
「こちら」から可能です。(画面左側のツールバーには常時表示しています。)

お友達登録、よろしくお願いします!!
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熊本県、佐賀県、山口県の病害虫情報 ― 2021-07-18
■熊本県
7月15日、熊本県病害虫防除所より「水稲海外飛来性害虫の飛来状況(技術情報第3号)」が発表されました。
トビイロウンカの初飛来が7月10日、コブノメイガが6月29日に確認されたこと。
現在までのトビイロウンカの飛来量は平年より少ないが、前年同様セジロウンカの飛来量が少なく、本種の増殖が高まる恐れがある。
以上の理由により、圃場での発生状況への注意喚起がされています。
併せてトビイロウンカは7月10日、コブノメイガが6月29日それぞれを起点とした県内各地の防除適期予想が発表されています。
まずは、圃場の状況にご注意いただき、防除水準に達した場合は、速やかな防除が必要ですね。
県内各地域の予想防除適期など詳細はこちらからご確認ください。
■佐賀県
7月14日、佐賀県農業技術センターより「水稲におけるトビイロウンカおよびコブノメイガ発生予測について(病害虫対策資料第6号)」が発表されました。
トラップ調査、捕獲状況、気象解析結果などから、トビイロウンカは5月11日ごろ、7月3~4日ごろ及び7月8~12日ごろ飛来があったと推定され、コブノメイガは6月3~4日頃、及び7月3~4日ごろ飛来があったと推定されており、これらに基づいたトビイロウンカ、コブノメイガ発生予測図が公表されました。
田植え時期に加え、品種、地域及びこれまでの防除の違い等によって圃場ごとに発生状況は異なりますが、発生予想図を参考に、ご自身の圃場での発生状況を確認したうえで防除対策を講じることが必要です。
発生予測図などの詳細はこちらからご確認ください。
■山口県
7月16日、山口県病害虫防除所より、「イネのイネカメムシの発生状況と防除対策」(農作物病害虫発生予察技術資料代3号)が発表されました。
近年顕著に発生が増加し、不捻籾や斑点米の原因となるイネカメムシの活動が早くから確認されていますが、本年度も初確認が6月25日で過去最も早かった昨年と同等であり、予察灯での捕獲数も昨年より多く、すくい取り調査でも捕獲されている状況です。
対策としては、出穂前の基幹防除の徹底と、出穂期にも発生が見られる場合は、追加防除を行う対策が必要です。
詳細については、こちらからご確認ください。
