九州北部が梅雨明けしました!2021-07-14

 7月13日、気象庁より、九州北部(山口県含む)の梅雨が明けたと見られるとの発表がありました。
平年より6日早く、昨年より18日早い梅雨明けだそうです。

これで九州・山口の梅雨が明け、本格的な夏到来!!
そしていよいよ害虫の活動が活発になる時期になります。

水稲の害虫
  水稲の害虫(出典:みんなの農業広場 https://www.jeinou.com)

 長崎県では、「令和3年度病害虫発生予察 注意報第2号」が
7月1日付で発表されています。
早期水稲に対するトビイロウンカが例年より多く観察されていることによるもので、対象地域は県下全域です。

 福岡県では、5月14日、6月8日、23日の飛来に基づくトビイロウンカ発生予想パターンが6月30日付で公表されています。
予察灯による誘殺数によると、糸島市、大木町、遠賀町が多く、特に遠賀町ではセジロウンカも観察されています。
コブノメイガについては、誘殺灯での確認はないものの6月8日、23日の飛来に基づく発生予想パターンが公表されています。

 熊本県では、注意報などは発令されていませんが、合志市の観察所にて7月第2周末ごろから多数のセジロウンカが、また、7月10日にはトビイロウンカの初誘殺が確認されています。

まずは、害虫の消長を確認しつつ、必要に応じて適時防除を計画しましょう。

*このブログは、公的機関発表の情報をまとめていますが、ご利用にあたっては、お住まいの地域の指導機関、公的機関等にかならずご自身で相談、確認を行ってください。

ウンカ、カメムシ用薬剤が品薄2021-07-10

 九州では、昨年もトビイロウンカが飛来しあちこちで坪枯れを発生させました。今年は、福岡県では例年より早い5月10日〜18日にかけて予察灯で飛来(全国初?)が確認され、その後もセジロウンカも含めて、度々飛来が確認されていますので、充分な警戒が必要な状況です。

薬剤取引先からの情報によると、本年度のウンカ類適用薬剤がすでに品薄状態になっているとのこと。
昨年の被害状況や、東への広がりが背景としてあるのかもしれませんね。

特に無人航空機対応の次の薬剤については、メーカー在庫も僅かとなっており、欠品になると今シーズンの販売は終了し、流通在庫のみとなります。

*エクシードフロアブル
*キラップフロアブル
*キラップジョーカーフロアブル(昨年は結構在庫ありましたが。。。。)

品薄の薬剤

ネットショップでも「在庫切れ」や「要問合せ」が散見されますので、まとまった量が必要な場合は早めの手配が必要です。

ごあいさつ2021-07-09

 3aaa(スリー・エー)のブログをご覧頂き、ありがとうございます。 

 昨今、気候変動の影響によると思われる病害虫の発生頻度、被害の拡大が深刻さを増しています。
この状況は、営農者のみなさまの高齢化も相まって、もとより重労働であった防除作業をますます困難なものにしています。

そういった状況の解決策の一つのご提案として、福岡県岡垣町、熊本県甲佐町を拠点にドローンを用いた防除作業代行を行なっています。


 3aaaは、ただ薬剤を散布したいわけではありません。 

何より、環境負荷を低減しつつできるだけ少ない防除回数で収穫を迎えられるよう、薬剤の選択や適時防除のために公的機関の発表する情報を活用、さらには施主様のご経験やお知恵も拝借しつつ目的を果たせるように努めています。

その上で、過酷な防除作業からの解放によって生まれた時間を、他の付加価値向上にお使いいただけるのであればこれ以上のことはありません。

 無人航空機(ドローン)を使った防除には、様々なルール、規制があります。3aaaでは防除作業を安心してお任せいただけるよう、航空法や農薬取締法などの関係法令の遵守を徹底し、安全と技術の向上を図っています。


このブログでは、防除作業にまつわるトピックスを発信していきますので何かのお役に立てれば幸です。